みなさまの参考になりそうな書籍を担当者がピックアップして、毎月お届けするコーナーです。当センターにお寄りになったら、ぜひ手に取ってご覧ください。
今回は4月分です。

『どこまでやるか、町内会』
紙屋 高雪、ポプラ新書、2017。
https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8201118.html

本の表紙写真。センターの壁際の棚に立てかけている。
<本書の帯から>
町内会の仕事ここまで減らせます、なくせます
町内会・自治会の課題を解決し、快適にご近所づきあいするために

<担当者から>
「町内会」は、桑名市内でいえば「自治会」ですね。
自治会への加入は義務なのでしょうか。自治会の活動はなぜ大変なんでしょう。役員のなり手がいないと困っていたり、加入しないとか脱退する人がいて困っていたりしますね。

この本では、自治会の加入義務はあるのか、なぜ自治会の仕事はこんなにたくさんあるのか、どうしたら持続可能なのかといった問題をとりあげ、
自治会ができた経緯や、たくさんの仕事をすることになった経緯も紹介しながら、具体的な見直し(リストラ)方法を多数提案しています。

私自身も自治会の役員をしたことがありますが、「目から鱗」な項目ばかりで、なるほどと思う反面、正直「とてもできないな」と思いました。

なかでも、「ミニマム町内会」、「だれもが引き継げる町内会にする」、「町内会で一番必要なのはお隣さん意識だけ」、「理想は、同志をつくって役員になってみる」といった言葉が印象に残りました。

考えてみると、町内会も、それ自体の存続が目的ではなく、住みやすい地域にしていくためのツールに過ぎません。桑名で今、設立が進んでいる「まちづくり協議会」もそうです。

より住みやすい地域にしていこうと考える人は多くいます。そのための実践には、とても参考になる書籍だと思います。

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