みなさまの参考になりそうな書籍を担当者がピックアップして、毎月お届けするコーナーです。当センターにお寄りになったら、ぜひ手に取ってご覧ください。

『水族館のアシカはいくらで買える?
 ~3ステップでわかる 教養としての地方財政』
野崎 敏彦、合同フォレスト、2022。
https://www.godo-forest.co.jp/l/9784772662116/

今月の一冊の本の表紙写真。後ろは壁。

<担当者から>
個性的な書名にひかれて購入しましたが、「水族館のアシカ」の話は、最初にほんの少し出てくるだけで、ほとんどは地方財政の話と、財政の話をとおした、地方自治体の制度、実情、課題、取り組み、そして解決のための処方箋について、網羅的に書かれています。

目次には、「まちのお金の七不思議」「なぜ、まちにはお金がないの!?」といった項目がならび、以前このコーナーに登場した『あなたのまちの政治は案外、あなたの力でも変えられる』のように、地方のさまざまな制度・課題が、財政をとおして分かりやすく語られています。

以前の『あなたのまちの政治は案外、あなたの力でも変えられる』とセットで読んで、なんとなく市の制度、お金のことがおおまかにつかめたような気がします(きっとすぐ忘れますが)。

自分たちの地域・地方のことをより深く知るために、お勧めできる本だと思います。

なお、著者は、桑名市の行政改革推進委員会の委員も務めているそうです。でも、本書には(読み落としているかもしれませんが)桑名市の事例は取り上げられていません。

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