みなさまの参考になりそうな書籍を担当者がピックアップして、毎月お届けするコーナーです。当センターにお寄りになったら、ぜひ手に取ってご覧ください。
今回は2月分で、遅れています(汗)。

『オリジナルシンキング』(増補改訂版)
高橋 宣行、ディスカバー21、2018。
https://d21.co.jp/book/detail/978-4-7993-2367-0

今月の一冊「オリジナルシンキング」の表紙写真。
<本書の帯から>
元 博報堂政策部長による
すごい企画の生み出し方
人と違うことを考えるためのヒント

<担当者から>
担当者は、どちらかといえば実務者タイプで、独創的なアイディアや企画を出すのが苦手です。また、アート的な感覚に乏しいという自覚があります(美術館に行って、ぼーっと絵を見てるのは好きですが)。

そこで、この本を読んだら(そのうえで、いくらかの努力をすれば)、少しは独創的なアイディアを出せるようになるのかなあと思って、読んでみました。

冒頭から刺激的な言葉が書かれていまして、印象に残りました。「普通は いやです」「正しいけど、面白くない」「いいけど、好きじゃない」「ビジネスはアート化する」など。

その後は、体系的に、ある程度具体的に、オリジナルな発想、プランニングをする手法なども書かれており、参考になります。

たとえば、あるテーマのプランニングをするときには、情報を集め、白い大きい紙とマーカーを用意して、まずは、じっと眺め、その後、新しい関係を探る、熟成させる、など。

また、全体にわたり、左ページに解説、右ページは著者が手書きした図などが配置されていて、読みやすく工夫されています。

本書は、学術的な書き方でなく、実際の現場感覚で書かれているので、市民活動団体のみなさんにも参考になるものと思います。特に、新しい企画を考えたり、活動の見直しのときなど。

読み終えて、うちの職場の事務局リーダーが言っていることが、少しですが、分かるような気がしてきました。よく理解できるのは、まだまだ先と思いますが (^^;。

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