今月から始まりました「今月の一冊」のコーナーです。よろしくお願いします。
みなさまの参考になりそうな書籍を担当者がピックアップして、毎月お届けします。当センターにお寄りになったら、ぜひ手に取ってご覧ください。
『ドイツの地方都市は なぜ元気なのか
~小さな街の輝くクオリティ~』
高松平蔵 著、学芸出版社、2008。
<本書の帯から>
中小都市の輝きはいかに生みだされるのか。
都市の質はいかに維持され、高められるのか。
エアランゲン市(人口10万人)に暮らす著者が
「クオリティ・シティ」のメカニズムを解き明かす。
<担当者から>
記録によると、私はこの本を2018年に読んでいます。刊行されたのは2008年なので、やや古い書籍となります(このコーナーでは、今後もやや古い本が紹介されると思います)。
桑名市も該当すると思われる「地方の中小都市」が、「だれのために、なんのために、どうあるべきか」について、実際のドイツの地方都市の取り組みを紹介しながら、考えてみるという内容です。
ドイツのまちが特に文化活動の成熟度や住民意識の面で進んでいること、また、地域で複数の循環系を成り立たせることの重要性などが、具体的な取り組み内容とともに示されます。
日本のまちに、そのまま当てはめても、うまくいくというわけではないでしょうが、参考になる取り組みや視点は多くあるものと思います。