『まほうの夏』
    作  :藤原 一枝・はた こうしろう
    絵  :はた こうしろう
    出版社:岩崎書店

都会に暮らす兄弟の夏休みのおはなし。
お父さんもお母さんも仕事で、すっかり退屈していた二人に、田舎のおじさんから「遊びに来い」と はがきが届きます。
お母さんの田舎での “まほうの夏” のはじまりです。

蝉の合唱が聞こえる森の中での虫取り、木登り、川遊び、シャワーのような夕立、海水浴と海に沈む大きな夕日、海釣りでたくさん釣ったイワシとおばあちゃんの手料理。ドキドキ楽しいことばかりです。
本物の自然の中で、思いっきり遊んで、どんどん逞しく成長していく兄弟。

夏の温度や匂い、音までも伝わってくる、大人にとっても心に残る一冊です。

(お母さんの会)あいうえお 水谷幸子

絵本の表紙写真。海辺の風景で、海の向こうに島か山が見える。子供が2人、海のほうを見ている。